コンピュータウイルス感染の基礎知識について
この記事では、コンピュータウイルスの感染経路、症状、影響、対策、およびコンピュータウイルス感染によって紛失したデータを復旧する方法ついて紹介します。
コンピュータウイルスとは
コンピュータウイルスとは、コンピュータの正常な利用を下げる有害なコンピュータプログラム(ソフトウェア)の一種で、他のプログラムの一部として自らを複製し、そのプログラムが起動されると便乗して悪質な処理を実行に移すものです。
コンピュータウイルスは自ら単体のプログラムとして起動する能力はなく、宿主となるほかのプログラムの一部として自らを感染させ、その動作を改変して起動時に自らを実行するよう仕向けます。
コンピュータウイルスに感染したプログラムが持ち運び可能な記憶媒体やインターネットなどの通信ネットワークを通じて他のコンピュータで起動されることにより、別のコンピュータへ次々に感染が広まっていくこともあります。
コンピュータウイルスの感染経路
1.不審なホームページの閲覧
2.不審な電子メールの添付ファイル
3.記憶媒体からの感染
4.ネットワークによる感染
コンピュータウイルス感染の影響
コンピュータがウィルスに感染してしまった場合、ウィルスプログラムはそのコンピュータのファイルを破壊したり、設定を変えてしまうだけでなく、他の人へ勝手にウイルス付きのメールを送信したり、インターネット等に接続された、他のコンピュータのセキュリティホールを攻撃する等の感染の試みをします。一台のコンピュータがウイルスに感染したために、企業や組織のネットワークに接続された多数のコンピュータが感染し、業務が停止するといった事態も起きています。
コンピュータウイルス感染の症状
1.パソコンの動きが重くなる
2.パソコンが頻繁にフリーズしたり、強制終了したりする
3.怪しいポップアップ広告画面が表示される
4.ブラウザのホームページが勝手に変更される
コンピュータウイルスに感染しないためにできること
1.不審なメールを開かない
2.不審なソフトやツールをダウンロードしない
3.ウイルス対策ソフトを導入する
4.セキュリティパッチを適用する
コンピュータウイルスに感染した場合の対処法
ステップ1.ネットワークを切断する
ウイルスは感染するとメールなどを利用して、他のコンピュータへの感染を試みます。ですから、感染したと思われた時にすぐにネットーワークを切断しましょう。
ステップ2.ウイルスを駆除する
最新のウイルス対策ソフトを使って、ウイルスを特定して駆除します。
ステップ3.駆除できない場合はコンピュータを初期化する
ウイルスの駆除がうまくできなかった場合には、コンピュータを購入した時の状態に戻します。初期化の際には重要なファイルをバックアップする必要があります。初期化後にファイルをコンピュータに戻す際には、ファイルがウイルス感染していないかどうか、最新のウイルス対策ソフトで確認してください。
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